心得のまとめ 「留学」を思い立つと、海外生活を想像してさまざまな疑問や興味が湧いてくるもの。

ジュニア世代の頭の中は、常に「なぜ?なに?どうして?」でいっぱい。
ときどき親御さんも聞かれて困ってしまうこともありますよね。
留学に関する疑問の答えは、代わりにウインテックが解決します。

好奇心旺盛なみなさんに、留学を成功させるためのちょっとマニアック、だけど留学のリアルをとらえた役立つ情報をご紹介します。
ぜひ、お子さんと一緒に読んで、「なるほど!」を共有してください。

子供が「ワーホリに行きたい」と言い出したら…親が知っておくべきこと

子供がワーホリに行きたいと言い出したら

子供が「ワーホリ(ワーキングホリデー)に行きたい」と言ってきたらどうすればいいのか?」――
うれしさと同じくらい、心配や迷いもありますよね。費用のこと、治安や健康のこと、帰国後の進路のこと…。ワーホリは海外経験を積めるチャンスですが、安易に利用すると帰国後の就職で不利になるリスクも抱えています。

この記事では、子供の将来を見据えたワーホリ活用法と、親ができるサポートについて解説します。

安易な子供のワーホリは「帰国後の就職」に不利になることも

ワーキングホリデーは1年間、その国でアルバイトやホリデーを楽しむことができる非常に自由度が高い制度ですが、計画性がないまま出発する子供にとってはデメリットが大きいのも事実。
例えば、

  • ●語学力がないため、現地で日本人コミュニティに浸かってしまう。
  • ● 新卒採用サイクルから外れ、就職活動で不利になる
  • ● アルバイト中心の経歴となり、職歴の空白と見なされる
  • ●「遊び感覚で行ったワーホリ」と判断される可能性がある

このように安易なワーホリは子供のキャリアを損なうリスクがあるため、出発前から準備を整え、目的を明確にすることが大切です。単なる「海外生活」ではなく、「語学+αの技術を身に付ける」「現地で就労経験を積む」といった具体的なゴールを設定することで、帰国後の就職活動にもつながります。

子供の将来のために「資金援助」という選択肢も

多くの子供は十分な資金を持たずにワーホリを考えます。十分な準備をせずにワーホリへ出発すると、単純作業でのアルバイト中心の生活になりやすく、職歴の空白や経験の曖昧さが残りがちです。結果として、新卒・既卒のタイミングを逃す面接で語れる成果が乏しいといった課題が生じ、帰国後の就職に不利になる可能性があります。

このような事態を避けるため、ジュニア留学ネットでは『キャリア設計型ワーホリ』を提唱しています。

【キャリア設計型ワーホリ=学生ビザ (語学留学+専門+インターンシップ) → ワーキングホリデービザ】

キャリア設計型ワーホリは最初に語学学校と専門学校に通うため、一般的なワーキングホリデーと比較して初期費用はかかりますが、学習→資格→実践を通して、ワーキングホリデーや帰国後にハイクラスの仕事に就ける可能性が高まり、結果的に先行投資回収の可能性も高まります。

一般的なキャリア設計型ワーホリの流れは以下の通りです。

  1. 学生ビザでの語学強化(目安:3〜6か月)
    専門学校入学後に必要なIELTS/TOEFLなどのスコア取得と共に、授業に無理なくついていけるだけの語学力を身に付けます。
  2. 専門学校(職業訓練校/カレッジ)で専門知識の習得(目安:6〜18か月)
    IT、デザイン、調理・製菓、保育、ホスピタリティ、ビジネス等。修了証・資格・ポートフォリオなど、履歴書に残る成果を獲得します。
  3. 実践経験(在学中の実習/現地インターン/関連アルバイト)
    学んだ内容を現場で実践し、次に控えるワーホリで求められるレファレンス(推薦状)・実績・職務内容を獲得します。
  4. 仕上げとしてのワーホリ(目安:6〜12か月)
    語学×専門×実践の土台がある状態でワーホリを利用すれば、任される仕事のレベルが上がり、収入・職域・成長速度が段違いに。ワーホリは“目的地”ではなく留学の成果を最大化するための手段と捉えましょう。

キャリア設計型ワーホリはご家族による資金援助が必要になるケースが大半です。ただし、この資金援助は“甘やかし”ではなく、帰国後に40年以上続く子供のキャリアの分岐点と捉え、安易にワーホリを消化してしまわないよう家族一丸となって留学準備に臨むことをお勧めします。

心得のまとめ

子供のワーホリは親子の計画次第で大きなチャンスに

ワーホリは子供にとって人生の分岐点となる重要な経験です。安易な選択はリスクになりますが、親が資金援助を行い、学習と経験を計画的に支えることで、子供のワーホリはキャリアを強化する成功体験になります。
ジュニア留学ネットでは、お子様やご家族と「何を得たいのか」「どう将来につなげるのか」を話し合い、最適なプランをご提案します。

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