心得のまとめ 「留学」を思い立つと、海外生活を想像してさまざまな疑問や興味が湧いてくるもの。

ジュニア世代の頭の中は、常に「なぜ?なに?どうして?」でいっぱい。
ときどき親御さんも聞かれて困ってしまうこともありますよね。
留学に関する疑問の答えは、代わりにウインテックが解決します。

好奇心旺盛なみなさんに、留学を成功させるためのちょっとマニアック、だけど留学のリアルをとらえた役立つ情報をご紹介します。
ぜひ、お子さんと一緒に読んで、「なるほど!」を共有してください。

【Vol.8】★海外の子育て大研究★ニュージーランド編
世界が注目!幼児教育「テファリキ」ってどんなもの?

お子さんの未来、どのようにお考えですか?

将来、海外で活躍できる子に…

個性を持った子に…
コミュニケーション力が高い子に…
キレない子に…

などなど、わが子の教育、どうしたらいいのだろう?と考える親御様も多くいらっしゃると思います。
日本の保育園や幼稚園ではお歌の時間、お絵かきの時間、おやつ・ランチの時間、お散歩の時間など、時間できちっとその日にやることが決められるケースが多いですが、果たして海外の幼児教育はどうなっているのでしょうか?
海外の子育て大研究」では世界の幼児教育について大解剖していきたいと思います。まずは世界から注目を集めるニュージーランドの幼児教育「テファリキ」をご紹介。ニュージーランドのフィティアンガという町にある語学学校Evakona Educationで現地スタッフとして勤務するカース敦子さんにお話しをお聞きしました。

子供の意思を尊重する「テファリキ」

自分で考えて行動する力をつけていく(写真提供:Evakona Education)

自分で考えて行動する力をつけていく(写真提供:Evakona Education)

ニュージーランドの幼稚園、保育園、プレイセンター等全ての幼児教育に関わる施設ではテファリキ(Te Whāriki)という国が統一した幼児教育カリキュラムをベースに運営されています。

テファリキは「子どもたちが有能かつ自信を持った学習者そしてコミュニケーターであること、心身ともに健康・健全であること、帰属意識による安心感が持てること、自分たちが価値のある地域貢献をするという自覚をもてること。 」というビジョンに支えられている教育理念です。

そしてそれがただの理想で終わってしまわず、具体的にこれを現場で実践できているのがニュージーランドの幼児教育の素晴らしいところで、世界的に注目をされている理由です。

テファリキの基礎

心も体ものびのび。子どものやりたいことを伸ばす。

心も体ものびのび。子どものやりたいことを伸ばす。

テファリキには4つの原理と5つの要素があり、カリキュラムを作るときに基礎となる考え方があります。どれも子どもたちの心身の健康、教育、興味、成長などがベースにあり、のびのびと育てられる環境を作っています。

●テファリキの4つの原理●
◇力を与えてやること(Empowerment)
幼児教育カリキュラムは、子どもに学ぶことと成長する力を与えるものである。
◇包括的発達(Holistic Development)
幼児教育カリキュラムは、子どもたちの学びと成長の包括的な方法を示すものである。
◇家族と地域社会(Family and Community)
家族や地域社会などのより広い世界は幼児教育カリキュラムになくてはならないものである。

◇関わり合い(Relationship)
子どもたちは、人、場所、物との関わりを通して学ぶものである。

●テファリキを支える5つの要素
★健康(Well-being)
子どもの身体的、精神的な健康・幸福が守られ、育まれる。
★帰属意識(Belonging)
子どもとその家族が帰属感を感じる。
★貢献(Contribution)
学びの機会は平等であり、子どもたちの頑張りは価値あるもの。
★コミュニケーション(Communication)
子どもたちそれぞれの言語や象徴(シンボル)、他の文化が促進され守られる。
★探求(Exploration)
子どもは生活環境の中で能動的(自ら行動を起こす)探求を通じて多くを学ぶ。
(参考:ニュージーランド教育省ウェブサイトhttps://education.govt.nz/)

子どもは自由に遊びながら学ぶ

みんな大好き、水遊び。

みんな大好き、水遊び。(写真提供:Evakona Education)

このテファリキを基にニュージーランドの幼稚園では完全な「自由遊び」をさせます。

ニュージーランドの幼児教育施設は様々な遊びエリアがゾーン分けされていますが、どこの幼稚園にも、砂場、水遊び、アート/クラフト、ごっこ遊び(コスチューム)、お人形、絵本、大工/木工、そしてブランコ、滑り台等の遊具のエリアがあります。

常に子供の意思を尊重し、子供中心のプログラムで、教師や大人達は子供の遊び/そしてそこから子供が学び成長していく様子を見守る役割に徹しているのが特徴です。

 

遊びから何を学べる?

おもちゃの取り合いもひとつの学びの場

おもちゃの取り合いもひとつの学びの場

①コミュニケーションの手段を学ぶ
玩具の取り合い等を子供が自分たちで解決する事からコミュニケーション能力を育みます。教師はあえてそのような場面でそれを見守って暴力に発展しそうになった場合のみ仲裁しますが、その時もどちらが悪い等の事は言わずに子供同士でなるべく解決できるようにそれぞれにお互いに感じた気持ちを話させて相手の気持ちを理解するように導く等の導きを行っています。

②疑問などを解決したり、調べることを学ぶ
遊びの中で疑問に持った事、問題にぶち当たった時に教師が解決してしまうのでは無く、子供に自分で解決させて答えを見つけさせるようにしています。

③自分または他の文化への理解、興味、喜びを育む
ニュージーランドは移民が多い国なので、教師達は積極的に小さなイベント等を企画して子供達に様々な文化や言語を紹介したりしています。例えば、マオリのニューイヤーやチャイニーズニューイヤーのお祝いイベントを行って子供達に異文化を紹介する等。いろんな人種がいて当たり前という環境を自然に身に付けられます。


④その他にもいっぱい学んでいます

★遊びのなかで大きさを比較したり、測定したりして数学の概念を学ぶ
★遊びの中で推測したり、実験をしたりして科学への興味を育む
絵を描く事から筆の持ち方を学び、そしてそこから文字を書く事を学ぶ
芸術や音楽で想像力を働かせ、自分を表現するということ学ぶ
考えや物を探求する心を育む

数も身近なところから取り入れている。

数も身近なところから取り入れている。

心得のまとめ

ひとことで「自由遊び」といっても、子どもたちの想像力や吸収力は無限大!大人から制限をかけずに遊ばせてみる、というのはなかなか親御様としては勇気がいることだと思いますが、是非そんな理念が根付くニュージーランドで思いっ切りお子さんを遊ばせてみませんか?

 

Evakona Educationでは親子留学、高校準備コースなどジュニア向けのプログラムを行っています。親子留学プログラムで提携しているチャイルドケアセンターでもテファリキの理念を基に運営されていますので、まずは短期(1週間)からチャレンジしてみるのもおすすめです。Evakona Educationの親子留学プラン詳細はこちらからご覧いただけます。

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