ラグビー強豪校として有名なケルストン・ボーイズハイスクールは、アカデミックとスポーツをバランスよく提供するニュージーランドの男子校です。多様性を尊重する教育方針のもと、地元学生と留学生が共に成長できる環境が整っています。
都市の特徴
オークランドはニュージーランド最大の都市であり、経済・教育・文化の中心地です。市内にはハーバーブリッジやスカイタワーなどの観光地も多く、豊かな自然と都市機能が融合した環境です。ケルストン地区は治安が良く、閑静な住宅街に位置するため、安心して学べるロケーションです。
学校の特徴
1954年創立のケルストン・ボーイズハイスクールは、Year 9〜13を対象とした男子校で、ニュージーランド国内でもラグビーの強豪校として知られています。多様な文化背景をもつ生徒が在籍し、STEM、アート、スポーツ、マオリ文化など幅広い分野での学びを提供。学力向上に向けた学習支援やEAL(英語追加言語)プログラムも整っています。
留学生向けプログラムの特徴
ケルストン・ボーイズハイスクールでは、国際留学生に対し、以下のような包括的なサポートと教育機会が提供されています。
- EAL(英語サポート): 留学生向けの英語指導が用意されており、日常会話力からアカデミック英語まで段階的に学ぶことが可能です。
- 学力サポート: 担任や教科担当教員による学習相談の機会が充実しており、生徒一人ひとりの理解度に応じた支援が行われます。
- スポーツプログラム: ラグビーをはじめ、バスケットボール、クリケット、陸上など多くの競技で地域・全国大会へ出場する機会があります。ラグビーでは国内外から注目される実績を持ち、専門のコーチによる育成環境が整備されています。
- 文化活動: マオリ文化やポリネシアンダンス、音楽、演劇などの芸術活動にも積極的に参加できる環境があり、多様なバックグラウンドを尊重する学校文化が根づいています。
- ホームステイ手配: 安全で温かいホストファミリーとの生活を通じ、ニュージーランドの家庭文化を体験しながら語学力と自立心を養います。ホストファミリーは厳格な審査を経て登録されており、安心して滞在できます。
- 国際担当スタッフ: 留学生の相談窓口として専任スタッフが常駐し、生活面・学習面の両方を手厚くサポートします。
ニュージーランドの男子校として、スポーツと学習を両立させながら、人間力も育てる教育方針を掲げています。ラグビーを中心とした高いスポーツ教育と、親身な英語サポートの両面から、将来の進学・キャリア形成に繋がる留学生活を実現できます。
ラグビープログラム
ケルストン・ボーイズハイスクールのラグビーアカデミーは、国内外から高く評価されるニュージーランド屈指の強豪プログラムです。15人制と7人制の両方に対応し、年間を通して戦略的にトレーニングが組まれています。
プログラム内容:
- 週3回のラグビー専門授業(スキル×2、筋力トレーニング×1)
- スキル授業:タックル・キック・ブレイクダウン技術、判断力、ビデオ分析、ホワイトボード講義など
- 筋力授業:スピード、俊敏性、パワー測定と育成、オリンピックリフティング
- 昼休みの自由参加トレーニングあり
- ラグビー15人制(Term2・3)と7人制(Term1・4)の両方に対応
- 1st XVチーム(全国トップクラス)との練習参加のチャンス(実力次第)
進学・キャリア実績:
これまでに数多くのオールブラックス(ニュージーランド代表)選手や、世界各国のプロ選手を輩出しており、特に以下の著名選手がこのプログラムの卒業生です。
ケルストン・ボーイズハイスクール出身の著名ラグビー選手(抜粋)
- サー・グラハム・ヘンリー(元オールブラックス代表監督)
- マリリ・ムリアイナ(オールブラックス/NZ7人制代表・100キャップ)
- ヴァアイガ・ツイガマラ(オールブラックス)
- ジェイソン・ヒューイット(オールブラックス)
- キース・ミューズ(オールブラックス)
- スティーブン・ベイツ(オールブラックス/トヨタ自動車)
- シオネ・ラウアキ(オールブラックス)
- サム・トゥイトゥポウ(オールブラックス)
- モセ・トゥイアリイ(オールブラックス/ヤマハジュビロ)
- アンソニー・トゥイタヴァケ(オールブラックス/NZ7人制代表)
- ケビン・セニオ(オールブラックス/NZ7人制代表)
- DJ・フォーブス(NZ7人制代表 主将)
- ピタ・アヒ(NZ7人制代表)
- ロランギ・ヴィシニア(NZ7人制代表)
- ジュニア・ンガルアフェ(NZ7人制代表)
- ジョーダン・プレトゥア(NZ7人制代表)
- ネイサン・ヒューズ(イングランド代表/ブラックラムズ東京)
- シオネ・ヴァトゥヴェイ(日本)
- マルジェン・イラウア(トヨタ自動車/サンウルブズ)
- ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス/日本7人制代表)
- ローランド・アライアサ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
- ソシセニ・トコキオ(日本7人制代表)
- ローランド・スニウラ(アメリカ代表)
- アンドリュー・スニウラ(アメリカ代表)
- シャローム・スニウラ(アメリカ代表)
- ジミー・トゥイヴァイティ(イタリア代表)
- スティーブン・シェナン(ルーマニア代表)
- マット・ヴァエガ(三菱重工ダイナボアーズ)
- ジェラード・カウリー・トゥイオティ(ブルーズ/神戸スティーラーズ)
- ナサニエル・アパ(クルセイダーズ)
- テイラー・アダムス(レベルズ)
- デュアン・マン(NZラグビーリーグ代表主将)
- エパラハメ・ラウアキ(NZラグビーリーグ代表/トンガ代表)
- デイヴィッド・フシトゥア(NZラグビーリーグ代表/トンガ代表)
- トゥイモアラ・ロロヘア(NZラグビーリーグ代表/トンガ代表)
- ウィリー・ロース(トンガ代表主将)
- アポロ・ペレリニ(サモア代表)
- トレヴァー・レオタ(サモア代表)
- センサス・ジョンソン(サモア代表)
- フェニックス・フナポ(サモア7人制代表)
- ジェームズ・ガヴェ(トア・サモア代表)
- ニック・バックリー(コーニッシュ・パイレーツ)
- トロイ・ネイサン(グラスゴー・ウォリアーズ)
- ボリス・スタンコヴィッチ(レスター・タイガース)
- カレナ・ウィホンギ(カストル)
- ザビエル・ティト・ハリス(NZ7人制代表)
このように、ケルストンのラグビーアカデミーは、単なる学校内活動の域を超え、世界に羽ばたくための本格的な選手育成環境を提供しています。熱意ある学生には、実力に応じた国内外での活躍のチャンスが開かれています。
参照資料:ラグビープログラムパンフレット(英語)
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文武両道を志す男子学生にぴったりの留学先です。
特にラグビーに情熱を持つ生徒には、世界に通じるトレーニングと実績ある指導体制が整った国際ラグビーアカデミーが大きな魅力です。ニュージーランドの名門校で、夢への第一歩を踏み出しましょう。
参考記事:子どもの海外留学、準備を始める最適なタイミングは?