第4回 IIBCに聞いた!英語学習初・中級者用の『TOEIC Bridge®Test』の活用法と子どもの“4技能英語力”の伸ばし方

1

英語の4技能「聞く・読む・話す・書く」。

2020年からは“大学入試センター試験での外部試験登用”がほぼ決まり、“小学校3年生からの英語教育の必修化”など学校教育、なかでも英語教育は大きな転換期を迎えている。

大きな特徴は、これまでの2技能(書く・読む)重視の教育から、「話す・聞く」を加えた4技能重視に大きく変わる事だ。

小中学生で英語学習を始めた子どもを持つ両親は、自身が受けてきた教育からどんどん変わって行くのを目の当たりにするだろう。その状況に対し、「今後、自分の子どもの英語教育をどのようにサポートしていったらよいのか?」と迷っている方も多いのではないだろうか?

そこで、今回は、TOEIC® Programを実施・運営する一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の学校普及チームリーダー(取材時)の津田徹氏に、4技能教育に対応するための“TOEIC Bridge® Test”の活用法、そして“子どもの英語力の伸ばし方”について伺った。

■4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎を作る土台に。TOEIC Bridge® Test目指すもの

―まず、TOEIC Bridge® Testについてお聞かせください。

私たちの提供するテストには大きく分けて2種類、「TOEIC Tests」と「TOEIC Bridge® Test」があり、こちらは兄弟関係のようなものになります。

TOEIC Tests」は、主に「読む・聞く」を重視した「リスニング&リーディング」と、「話す・書く」を重視した「スピーキング&ライティング」があり、全4技能をカバーしたものです。

こちらの記事をご覧になる保護者様の中には、学生時代の就職活動や、社会人になられてから「TOEIC® Listening & Readeing Test」を受けられたという方も多いかもしれません。

TOEIC Tests」に対して、「TOEIC Bridge® Test」は目安として「TOEIC® Listening & Readeing Testが500点以下の方」を対象とした、英語初級者向けのテストで「話す・書く」につなげるための2技能を重視したものになります。

 

―つまり、4技能につながる2技能という事でしょうか?

はい、まさに。「話す・書く」の2技能をちゃんと習得するためには、「聞く・読む」の2つの技能で土台を作るのが大切です。

「書ける」を実現するために「読める」を、「話せる」を実現するために「聞ける」という具合に、まずは受動的なスキルを習得する事が4技能習得の近道なのです。

■テスト対策ではなく国際通用性のあるTOEIC® Program

2

TOEIC Bridg® Testの特長を教えていただけますか?

TOEIC Bridge® Testに限らないのですが、大きな特長の1つとして「プロフィシエンシー(Proficiency)テストである」という事があげられます。

これはどういう事かと言いますと、一般的に学校などの定期テストは、決められた単元をどれだけ理解しているか、つまり“達成度”を測るテストなのに対し、私どもが運営していますTOEIC® Programは、「プロフィシエンシー(Proficiency)」つまりは、“英語を使う力”を重視したものです。

また、テスト自体もアメリカのETS(Educational Testing Service)という団体が、国際通用性のある統一基準で作成しております。

 

―国際基準ですと、しっかりと押さえておくと、そのまま海外生活や留学の成功に役立ちそうですね。

はい。また、TOEIC Bridge® Testの話ですと、私どもは、対象者を聞かれる時に、主に中高生や大学生の方をあげる事がありますが、小学生でも受けられる方はいらっしゃるんですよ。

今後、学習指導要領も変わり、大学入試にも4技能が必要になりますので、「TOEIC Bridge® Test」をスタートに、 “TOEIC Tests”の方に進んでいただき、国際人としての英語力を高めていただければと思います。

■好きでないと続かない。勉強からではなく、英語に自然と触れさせる

―スコアアップのためには、どのような勉強の仕方がよいと思われますか?

スコアアップというよりも、英語力アップのためには、とにかく「どれだけ英語に触れることができる時間を確保できるか?」が大事だと思います。

特に子どもの場合ですと「好きになる事」。好きになったら時間を惜しみませんので当たり前に英語にふれられる環境を作れます。それこそが、英語力アップの近道なのだと思います。

これは、私の体験になりますが、小学生の頃に6歳上の姉の影響で洋楽のポップミュージックが好きだったんです。当時は80年代のポップミュージックをよく理解もできず聞いていたのですが、だんだんと中身を理解したくなってきました。

それで、英語を勉強するようになり「あっ、この単語や構文はあの時に出てきたものだ!」と分かるようになっていきました。自分としては英語を勉強しているというつもりはなかったのですが、これが結果的に英語の勉強になっていったのです。

 

―確かに、夢中になれると自然と英語力が上がりそうですよね。ただ、なかなか、津田さんのように自然と好きになるのは難しいと思うのですが。

確かに、それはなかなか難しい問題だと思います。みんながみんな洋楽を好きなわけではないですし。

お子さんもそれぞれ興味や得意の対象が違うと思いますので、そこといかに関連させられるかがポイントかもしれません。

例えば、私の知っている話で「理系の学生にいかに英語を教えるか?」といったものがあります。大学の先生で、英語が苦手とされる理系の学生に英語を教える事に取り組まれた話なのですが、この先生は、英語の構文などを「これは数式だ」と教えたそうです。

自分の興味に近いところと英語をいかにリンクさせられるかは非常に重要だと感じます。

 

―なるほど。好きなものや得意なものと関連づけるのも大事なのですね!最後に保護者へのメッセージをお願いします。

繰り返しになりますが、とにかく大事なのは「お子さんが英語が好きになるような環境を作ってあげる事」だと思います。

得意な事や好きな事は人それぞれなので、それに関連した「英語を好きになれるきっかけ」を見つけてあげる事なのです。

私も娘がいるのですが、これから娘の興味にリンクしたきっかけをいかに見つけるかに取り組んでいくつもりですので、読者の皆様と同じく、1人の父親としてその答えを見つけるためにがんばっていくつもりです!

Dr.ビーバーの解説

〜4技能習得のために早く2技能の壁を超える!〜

津田さんのお話、いかがじゃったかな?

ポイントは、「英語の4技能(聞く・読む・話す・書く)」。

そして、それを身につけるために、いかに早く「2技能(聞く・読む)」を身につけるかじゃ。

取材中、津田さんもおっしゃっていたのじゃが、読める事は、書ける事につながり、聞ける事は、話せる事につながる。

 

TOEIC Bridge® Testは、主に中高生、そして大学生が受けているものじゃが、その中には、小学生の受験者もおり、その平均点は129.3点と、中高生の平均点と変わらないのじゃ。

平均点が変わらない理由は、「約150点を突破した人は、“TOEIC Bridge® Test”を卒業し、“TOEIC Tests”に進むから」というのも1つの理由なのじゃ。早く突破すればするほど、4技能の早期習得、そして、その後の短期留学、海外への進学の準備が早くできるのじゃ。

ぜひ、「まだ小学生の低学年だからテストは大丈夫」と思わずに、保護者の皆様も積極的にテストを活用し、子どものグローバル教育の第一歩を踏み出してほしいのじゃ!

 

TOEICはエデュケーショナル・テスティング・サービス(ETS)の登録商標です。

このウェブサイトはETSの検討を受けまたその承認を得たものではありません。



タグからこのカテゴリの記事を探す : TOEFL TOEIC くもん 教育 英語教育 英語検定 英語試験 贈与税